ジョン・ワイリー(John Wiley)は、200年以上にわたり、個人と組織が成功するために必要なスキルと知識を育成する支援を提供してきました。ジョン・ワイリーは、大学、企業、個人らが教育と就職の間をスムーズに移行し、目標を達成できるよう、デジタル教育、学習、評価、認定のソリューションを開発しています。学術団体との提携を通じて、研究者が社会に役立つ発見を伝えることを支援しています。
John Wiley は 2009 年にセールスフォースの導入を開始し、導入後にビジネスに大幅な改善が見られました。その後、各事業部門が独自のインスタンスを作成するようになり、その管理がすぐに困難になりました。そこで、6 つのインスタンスを 1 つに統合する必要があると判断しました。John Wiley は、セールスフォースへの投資を真に最大限に活用し、収益化するには、まだ長い道のりがあると感じていました。
デプロイメント
コードリポジトリ
パイプラインの可視化
ユーザー満足度
当初、John Wiley社の開発チームはわずか5名という小規模体制であり、チーム内の連携やコラボレーションは非常にスムーズに行えていました。
しかし、事業の拡大に伴って従業員数が50名以上にスケールする中で、当初のような一体感は次第に失われていきました。
組織が成長するにつれ、複数の事業領域を支えるためにチームが分割され、人員も急速に増加した結果、連携と統一性の維持が大きな課題となったのです。
この状況をさらに複雑にしたのが、リリースプロセスがすべて変更セットに依存していたことです。変更セットは多くの手作業と人的対応を必要とするため、運用負荷が非常に高く、拡張性にも限界がありました。
変更セットベースの運用では、コンフリクトを事前に検出することが困難であり、バージョン管理や一元的な管理基盤が存在しなかったため、チームメンバー同士が互いに作業へ悪影響を及ぼす状況が頻発していました。
そのたびに、進行中の開発作業をすべて中断し、手動での調整や再構築を行わなければならず、開発効率は大きく低下。
さらに、製品・機能の複雑性が増すにつれ、発生するコンフリクトも深刻化し、
といった悪循環に陥りました。
チームはこのままでは効率的なスケーラビリティを実現できないと強く認識し、「根本的にプロセスを見直す必要がある」と判断するに至りました。
導入直後から見えた効果:John Wiley社では、Copadoを導入してすぐに明確な成果が現れ始めました。
Copadoの自動化機能により、イノベーションをスムーズに展開できるようになり、これまでボトルネックだったリリースプロセスが大幅に効率化。
さらに、コンフリクト(変更の衝突)が発生した場合も、モニタリング機能によって即座に可視化されます。発生した問題は数時間以内にレビュー・テスト・承認まで完了するようになり、以前のような長時間にわたる調整作業は不要になりました。
また、パイプライン全体を一元的に可視化できるようになったことで、複数チームが同時に作業しても互いの作業に悪影響を与える心配がなくなり、安心してスケール可能になりました。
この結果、ユーザーにとって一貫性のある快適な体験が実現され、顧客満足度の向上にもつながっています。
Copadoの導入により、John Wiley社はサンドボックスやトレーニング環境から本番環境まで、安全かつ確実に変更をリリースできるようになりました。
Copadoの可視性と自動化機能が、毎週の安定したデプロイを可能にしています。また、Copadoの柔軟性により、チームはより協調的で効率的なワークスタイルを実現しています。
「デプロイ時にコンポーネントの抜け漏れがなくなり、ユーザー満足度の向上につながっています」とLyons氏は語ります。
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